オートグラフ収集 

私はオートグラフ収集(直筆サイン収集)が趣味なのですが、最近の収集はホームズ関連が中心です。
それで、先日もネットショップやオークションで『Jeremy Brett』『David Burke』『Edward Hardwicke』等のキーワードで検索していたのですが、また見つけてしまいました。デヴィッド・バークとエドワード・ハードウィックがごちゃ混ぜにされている物を……。

以前にもバークの写真にハードウィックのサインを添付して発売しているサイトがあって脱力したのですが、今回のはそれより酷い。ジェレミー・ブレットとデヴィッド・バークが写っている写真に、ジェレミーと、エドワード・ハードウィックのサインがされてました。
私も昔テレビでNHKホームズを見ていたとき、2人の交代に気づかなかった愚か者なので偉そうに言えた立場じゃないですが、写真とご本人を見比べればさすがに気が付いたと思います。
この写真を差し出されてサインをねだられたとき、エドさんはどんな気分だったんでしょうね。
優しい方みたいだから、何にも言わずにサインしてあげちゃったんだろうなぁ。

他にも、デヴィッドのサインという紹介でエドワードのサインなんて物も有りました。エドさんのサインはすっごく綺麗で読みやすい物なのに、何で間違えるかなぁ。読めなくても、字数からして違うって分かるだろうに。
こんな感じで結構適当なので、欲しいサインを見つけるのは苦労します。
その分見つけたときの喜びは大きいんですが。
一番嬉しいのはなんといっても直接ご本人から頂くことですが、海外の役者さんのサインとなるとなかなかねぇ。
国内有名人さんのなら、直接いただいた事が何度か有るんですが。


ところで、ベイジル・ラスボーンは“ホームズ”とサインしてくれと頼まれるのに辟易していたそうですが、ジェレミーも“シャーロック・ホームズ”とサインして欲しいと頼まれたりしたのでしょうか? 
サービス精神旺盛と名高いジェレミーなら、そういうサインもしていた可能性が高いと思って探しています。
エドワードの書いた“ドクター・ワトスン”サインは持っているので、ホームズサインも入手して並べて飾るのが今一番の野望です!

ちなみにこちら↓がエドワード・ハードウィックの“ドクター・ワトスン”サインです。
ワトスンは悪筆だったそうですが、エドさんは綺麗な字〜。
これは写真として見ても素敵なので、お気に入りの一品です!

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 オートグラフ収集 その2 ◇

私はオートグラフ(直筆サイン)収集が趣味です。

と言うことで、前回は“エドワード・ハードウィックのサイン”をご紹介しましたが、今回は“ジェレミー・ブレットのサイン”をご紹介します。

この写真は『マイ・フェア・レディ』のフレディを演じたときの物です。(ホームズじゃなくてすみません。手持ちのサイン入り写真の中で、一番サインが見やすい物と言う理由で選びました)
まだお若い頃の写真ですが、サインも若い頃の物とは限りませんよね。
ただ、とても丁寧に書かれている良いサインです。
走り書きのサインでは『J』と『B』の文字くらいしか読みとれませんから。
でも、余裕のないときのサインが崩れるのは、ジェレミーに限らず他の俳優さんでもそうですから仕方ないですよね。

→この写真ではサインが分かりづらいので、サイン部分を拡大・加工して見やすくしたのが下の画像です。
ところで、オートグラフ収集で一番気になる事は『これが本物か否か?』です。
きちんとした証明書付きの物なら安心ですが、オークションなどでは個人が貰った証明書のない物が多く出回っています。
そんなときにはどうするか? まずは出品者の評価を調べ、信頼できそうな人かどうかをチェック。商品説明に入手経路を細かく書いてある場合は、その時の俳優さんのスケジュールと照らし合わせてチェック。後は信じるのみです!

そして購入後は筆跡を細かくチェック。
証明書付きのサインや、書籍に印刷されたサインを持っていれば、それと見比べます。
ただ前記しましたように、余裕がないときや年代によってサインが変わっていることが多々ありますので、その人の“癖”を見つけて見比べるというテクニックが必要です。

では、上のサインを見ながらジェレミー・ブレットの字の癖をチェックしてみましょう。『NHK版 シャーロック・ホームズの冒険』という書籍の中にもジェレミーのサインが有りますので、お持ちの方はそちらのサインも併せてご覧下さい。

まずパッと見てすぐ分かる特徴は、
 ・Jの横線が長い。
 ・J
ErEmy BrEtt と、“E”が大文字。
 ・Brettの“B”の縦線に“3”みたいな部分の真ん中が刺さって後ろに出ている。
 ・“tt”の部分の横線が一筆で書かれている。


これらは私が持っているどのサインでも絶対にそうなっています。
後、細かい部分を見ていくと、ペンを入れ初めの部分がカギづめ状態になっている事が多いです。この写真では“B”の文字に顕著に現れています。

いちいちそんな面倒なことをチェックしてるのか。暇な奴……と、思われそうですが、そんなことを調べたりするのもまた楽しいのですよ。


ちなみに、ジェレミーがBrettのBの真ん中が突き出ているのに対して、デヴィッド・バークのBurkeのBは、真ん中が絶対に離れていて、数字の“13”かひらがなの“ふ”みたいに見えます。
そういった人による違いを見比べるのも楽しいものです。

また機会がございましたら、そちらもご紹介したいです。

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 オートグラフ収集 その3 ◇

私はオートグラフ(直筆サイン)収集が趣味です。
と、言うことで今度のご紹介は“デヴィッド・バークのサイン”です。


2連発で並べてみましたが、よーく見比べてみて下さい。Burkeのラストのeが、右側の字はyみたいになっちゃってます。
単に手が滑っただけかな? と思ったのですが、別のサインでもこうなっている物を発見。どうもその日のご気分? で上げたり下げたりなさっているようです。
他にも違いを探してみると、Davidの部分も右は筆記体で左はブロック体です。

逆に両方に共通している部分を探してみますと、
 ・Dが一筆で書かれている。
 ・Bが離れているので13に見える。
 ・文字の終わりがカギづめ状に跳ね上がる。


等の特徴があります。

ところで日本語のですが、文字からの性格判断で、文字の端を閉じない人はおおらかな性格と言われていたのですが、それが英文字にも当てはまるとしたらバークさん超おおらか!
DもBも開きまくり。凄くイメージ通りです。文字の丸っこさも人当たりの良さが現れているようで素敵です。

バークさんはあまり映画にご出演にならないせいか、サインが少ないです。その分見つけたときの喜びが大きいというのもありますが、入手難易度高い……。
今回ご紹介したサインは、UACCという国際的なオートグラフ団体のメンバーさんから購入したのでおそらく本物だと思います。


バークさんのサインを探していてよくあるのが、以前にも書きましたが、デヴィッド・バークのサインという紹介でエドワード・ハードウィックのサインが売られていること。
よく、写真の下に、ノート等の紙切れに書かれたサインをあしらったボードが売られているんですが、収集初期の頃とにかくバークさんのサインが欲しくって、よく確認せずバークさんの写真にエドさんのサインをくっつけたという勘違いコラボレーション物を購入してしまったのは私の収集歴の中の汚点です。ええ、ええ、買っちゃってましたよ……
それはそれで面白いので部屋に飾っておりますが。

他にも、単に私が目利きでないせいかもしれませんが、ボードに加工されている物って雑で適当な加工の物が多くて、最近はよほどレアな人か良い写真の物でなければボード物には手を出していません。
うーん。オートグラフ収集道ってば奥が深いです。


話はちょっと変わりますが、エドさんのサインをご紹介した際に、“バークさんの写真にエドワードさんがサインをされた物が有った”とご紹介しました。
その写真にサインをしたときのエドさんはどんな気持ちだったんだろう……と、思ったのですが、先日『NHK版 シャーロック・ホームズの冒険』という本を読み返していると、“エドワードはメイク係にうっかり「デヴィッド」と呼びかけられてとても喜んだ”という記述を見つけました。(191ページです)
エドさんは自分がバークさんと間違われるほど自然に2代目ワトスンになれたことを、誇りに思っておられたそうです。あぁ、エドさん、あなたはなんていい人なんだ!
ますます惚れました。


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