ジェレミー・ブレットオフ会の1日 


8月27日(土)に開催された“ジェレミー・ブレットオフ会
詳しい内容は主催のりえさんのブログ『ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)とグラナダ・ホームズを語る』にてご覧戴けますので、ここではそれに参加させていただいた私の1日をご紹介してみます。

【 朝:出発 】
方向音痴のくせに行き当たりばったりの行動が多い私。今日は失敗をしないようにと前もって電車の時間を調べ、地図を片手に余裕を持って出発。
結果、一度電車の乗り換えを間違えそうになったものの、会場最寄り駅まで予定通りに到着。後は徒歩で十分程度。一息ついて駅近くで昼食。
ベーコンエッグサンドの卵が熱々で美味しかった! 時間が無かったらカロリーメイトですまそうと思っていたのに、美味しいお昼が食べられて幸せ♪

【 昼:会場を探して 】
駅から会場まで、りえさんが目印をきちんと教えて下さっていたので余裕で到着。――と、いくはずだったのですが、その目印を見落として通り過ぎました。さすが、方向音痴の名目躍如?
近くのコンビニで道を聞こうと通り過ぎたコンビニまで戻って、ようやく目印発見! なんであんなにドーンとある目印を見落とすのかと、自己嫌悪に陥りながらも何とか想定の範囲内の時間に到着。

いざ、会場のあるビルに潜入。付いた先には“A室”と“B室”が。……どっちだったっけ? ああぁぁ、ここまで来てなんてボケ! 確認するの忘れてたよ。
いや、しかし! 二部屋なんだから確率は50%。
私の記憶が正しければ会場は“A室”。確率60%にアップ。
さらに耳を澄ませば“A室”からは楽しそうな女性の声が。“A室”の確率が70%にアップ。
もっと聞き耳を立てると中で携帯が鳴り、可愛い声の女性が道案内をしている様子。一気に確率90%にアップ!
意を決してピンポ〜ン♪「……ジェレミー・オフ会会場はこちらですか?」「はい、そうです」
――ようやく会場到着です。

【 13:10 会場到着 】
会場にはすでに4〜5人の方がいらしていて、テレビや椅子の設営は終わっておりました。お手伝いできなくてすみませんでした。
皆さん初対面ですので、りえさんがご用意して下さった名札に名前を書いて装着。
参加者のお1人は、裏に自己紹介の付いた気の利いた名刺を準備されていました。なるほど、分かりやすい。こういう気の回る人って良いなぁ。
他にも気配り上手な方がお茶やジュース・地元の銘菓やバームクーヘンなどの差し入れを下さって、美味しくいただきました。

そして会場の机の上にはジェレミー関連の本が! 「THE MAN WHO BECAME SHERLOCK HOLMES」の初版やジェレミー出演の舞台パンフレットなど、見たことの無かった物がいっぱい。私も持参した写真をお見せしたのですが、「この写真はこの本に載ってますよね」と、皆さんすぐにお分かりになるのがさすがでした。

【 1:30 全員集合 】
主催のりえさん含め、8名が全員集合。もちろん全員ジェレミー・ファン。こんなに沢山のジェレミー・ファンに会ったのは初めてです。
参加者の年齢は、受験生からそのお母様世代の方まで。ジェレミーは幅広い年齢層に愛されているのを改めて実感しました。

そしてまずは「レベッカ」を視聴。
口髭のジェレミーが新鮮で素敵でした!! 私は口髭紳士に弱いのです。理由は、私の父が口髭を生やしたロマンスグレーの素敵おじさまだったから。すみませんね、ファザコンで。
それはともかく、観ている間も参加者さんからは「格好い〜」だの「相手役の女優さん羨ましすぎ」などジェレミーに対する愛と賛美が漏れます。

そんなやりとりで、ある程度うち解けたところで自己紹介。テーマは「ジェレミーとの出会いやファン歴について」
短い方は数ヶ月、長い方は十年以上。でも、きっかけは皆さんやはり「NHKホームズ」でしたね。
私もそうでした。

いつの放送からだったか覚えていないのですが、気が付いたら観ていたというか、父か母が観ていたんで私も観たんですよ。
そのとき母が「この人(ジェレミー)はドラキュラを演じた俳優さんだ」と教えてくれました。母の持論によると、ホームズ役はドラキュラ役が似合う人でないといけないんだそうで、ジェレミーはぴったりフィットだったそうです。私もそう思います。
母がどうしてジェレミーが舞台でドラキュラを演じたなんて事を知っていたのか、オフ会で質問されるまで疑問に思ったこともなかったんですが、ネットもなかったあの時代にそんなことを知っていたなんて、確かに珍しいですよね。
母方の祖父が映画好きで、母もまだ小さい頃から新作映画が来るたびに映画館に連れて行かれて映画が好きになり、シネマ関連の雑誌をよく読んでいたせいで知っていたんだと思います。
祖父は私が幼稚園児の頃に亡くなったので、私は祖父に映画に連れていって貰う事はなかったのですが、映画好きの魂は受け継いだようです。

そんなこんなで映画好きでホームズ好きだった私は、NHKホームズのDVDが発売されたときに一気買いして改めてはまり、前々から作りたかった映像化された探偵物のサイト作りに着手。現在に至るわけです。

そんなことを話ながら、続いてグラナダ版ホームズの「海軍条約」と、「侵入者2」「シーガル・アイランド」のジェレミー出演シーンをダイジェストで視聴。
ジェレミーのラブシーンや水着姿に悩殺されつつ次の会場へと移動します。

【 16:00 アフタヌーンティ 】
ヴィクトリアンな雰囲気の特別室のあるカフェに移動し、お茶会。その際、移動にりえさんのご主人が車を出して下さいました。ご主人は他にも色々手伝って下さったそうで、感謝感謝です。
異動先のカフェは参加者の方が見つけて下さった場所だったのですが、様々な紅茶と、本格的なアフタヌーンティセットがある素敵なところで、店員さんも親切に紅茶の説明をしてくれてとても良かったです。
そこで、ビーズ細工の綺麗な指輪を沢山持ってこられた方がいらして、好きな物を下さるというのでみんなで喜んで選んでいる間にお茶が運ばれて来ました。
アフタヌーンティセットはスコーンはぬくぬくで、サンドイッチも3種類くらい有って手が込んだもので、とっても美味しかったです。ボリュームもあって食べきれず、節度を知ってスコーンセットにしていた受験生さんに食べるの手伝って貰っちゃいました。

そこでの話もやっぱりジェレミー。
りえさんのブログではオープンにしていなかったお話を聞かせていただけ、こちらの質問にも答えて戴けました。
前から気になっていた「DRACO DRACONIS」というグラナダを意識して書かれたというパスティシュ本について、やっぱり噂通りな感じだと分かったし、クラパムコモンにジェレミーの記念碑みたいなのを作りたいという話が出ている事とかも聞けました。

「DRACO DRACONISっていう本の事なんですけど……」という言葉に「あ、あの本ですね」と、何の説明もしなくても、打てば響くように答えが帰ってくるのが嬉しかったです。あのマイナー本の話が出来るなんて他じゃ考えられないですよ。ジェレミー・ファンのオフ会ならではです。

【 18:00 宴の終わり 】
楽しい時間はあっという間にぎて、お腹も心もいっぱいになったところで時間もいっぱい。お開きの時間になりました。
近くの駅まで行き、そこで解散。みなさん楽しい時間をありがとう。主催のりえさん、本当にお疲れさまでありがとうございました。

幸せいっぱいで帰る途中、車窓からは花火が見られ、キラキライルミネーションの観覧車なんかも見られ、27日は本当に良い日でした。


私のことだから、何か最後にずっこけることが起こるに違いないと思っていたんですが、何も起こらず日付は変わり布団に入って就寝。

――できたら良かったんですけど、お茶会での話の中で、私「イアン・マッケランは指輪物語のサルマン役の人」と言ってしまったのですが、「ガンダルフ役」の間違いだった事に気づきました! すみません、すみません。
サルマンはクリストファー・リーだよ。マッケランとリー(ガンダルフとサルマン)の二人のオートグラフを並べて壁に飾ってるくらい好きなくせに何で間違えたんだろう。
他にも気づいていないところで間違ったこと言っちゃってたかもしれないと不安になってきました。

申し訳ないし恥ずかしいと思う反面、こういうボケたオチが付くと妙に心楽しくなってしまうコメディアン体質な私ですが、またオフ会とか有ったら参加させて頂きたいです。


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